ベルクのあるくらし

もちもち食感、のどごしがたまらないベルク自慢の冷凍うどん!くらしにベルク本場さぬきうどんの工場へ行ってきました。

2024年4月某日、「くらしにベルク」でこだわりのさぬきうどんを冷凍食品で販売するということで、今回香川県に工場があるさぬきめん家さんにバイヤーとともに行ってきました。

中尾食品グループのさぬきめん家さんに到着!

さっそくうどんの製造工程へ

それではうどんができるまでの工程を見ていきます。さぬきめん家さんでは小麦も地元のものを使用し、ここでは「地元の小麦でさぬきうどんをつくりたい」そんな熱い思いのもとに誕生した、香川県農業試験場がさぬきうどんのために開発した、香川県オリジナルの小麦品種「さぬきの夢」を100%使用しています。

  • さぬきめん家さんでは小麦がもつ本来の風味やうどんにした際の食感を楽しんでもらいたい、との思いから、小麦100%で今回の商品を製造しています。

    製造担当さんいわく、食感がもちもちしており、ツルっとしているため食感がよく、噛んだ瞬間に小麦の風味をより感じられるにはこの小麦粉がうってつけなんだそう。

  • 香川県オリジナル小麦品種「さぬきの夢」

  • 続いてうどんを練り上げる工程を見ていきます。
    小麦粉に約60リットルの塩水を混ぜ練りあげていきます。
    塩水で練り上げる理由はいくつかありますが、風味・食味の向上や保存性の向上、茹で時間の短縮などの効果があるそうです。

  • 練り上がったうどんの生地

奥深い⁉本場さぬきうどんの定義

実は新商品「くらしにベルク 本場さぬきうどん」は全国生麺類公正取引協議会の提示する、いくつかの条件を満たした香川県のうどんにも負けない本格的な商品なのです。

「本場さぬきうどん」と表記をするには以下のようないくつかの条件を満たしている必要があります。

本場さぬきうどんの定義

  1. 香川県内で製造されたもの
  2. 手打、手打式(風)のもの
  3. 加水量が小麦粉重量に対して40%以上であること
  4. 食塩が小麦粉重量に対して3%以上であること
  5. 熟成時間が2時間以上であること
  6. 茹で時間約15分で十分アルファ化されていること

    ※アルファ化:でん粉質が膨潤・軟化し、可食できる状態を示す。

今回の新商品「くらしにベルク 本場さぬきうどん」は上記6つの条件を満たし定義証明書も取得している、香川県のうどんに引けをとらない品質のうどんに仕上がっております。

工場内で昔ながらの足踏み製法を再現

ローラーでうどん生地を流しつつ、さぬきめん家さんがこだわっているという、職人の手打ちを再現したという足踏み工程へ。実はこの機械、細かいところまで再現をされており、機械ながらも“土踏まず”まで再現しているという徹底ぶり。

うどん生地はとにかく踏んだ方がコシのあるうどんに仕上がるという訳でもなく、おさえるところとおさえないところを適度に加えつつ圧力を加えることで、空気を満遍なく抜くことができ、うどんのコシが出るようグルテン促進という役割もあるのだとか。

  • うどん生地を十分に寝かしたあと巨大なローラーを使ってうどん生地を平らに流していきます。

  • 横から見るとこのうどん生地は約15センチ、とても厚さがあります…!!

また生地をひねりながら伸ばすことで、うどんの生地に層をつくり網目状のグルテンを形成、生地の弾力をより一層強くしていきます。
生地がまとまったら、生地自体をローラーで流しながら40分程度休ませて(寝かせて)いきます。
寝かせることで小麦に含まれるグルテンが結合展開し、弾力性のあるうどんに仕上げることができるとのこと。

足踏み工程を経て鍛えられ、熟成の進んだ生地がこちら。指で軽く押してあげると生地の弾力ですぐに戻ろうとしてきます。

  • うどんの生地は弾力が強く、元に戻ろうとする性質があるため何度もローラーで圧力をかけ、3.2㎜までの厚さにしていきます。
    そして決められた長さに切り出していきます。

  • 麺の厚さ・長さやレーンにうどんがくっついていないかを
    目視でチェックしています。

本場さぬきうどんを茹でていきます!

うどんの麺は完成!なのですが、今回は冷凍食品としてうどんを販売するためうどんを茹でる工程に移っていきます。
実は冷凍食品のうどんは冷凍前に茹でてから冷凍、みなさまのお近くのベルクにお届けしているのです。

今回の「くらしにベルク 本場さぬきうどん」は茹で温度100度、約10分程度茹でていきます。
100度の茹で温度にすることで加熱殺菌をしっかりしつつ、麺の膨らみ、食感を考慮して茹で時間を調整。ちょうどいい弾力のうどんになるよう茹でていきます。

茹であがったうどんを最後に冷水にさらして締めていきます。
この時の冷水の温度は15度以下。茹であがってすぐ締めることでうどんが伸びすぎず、コシのあるうどんにしていきます。

茹であがったばかりの本場さぬきうどんを特別に食べさせていただきましたが、弾き返すような弾力あるもちもち麺になっており、小麦のもつ甘さをしっかり感じられる仕上がりに。これは期待大です…!!

できあがったうどんは風味をそのままに保存が効くように-30度以下で15分ほど急速冷凍。その後冷凍したうどんを包装し、商品化していきます。

  • こちらが茹であがったばかりの本場さぬきうどん。

  • 「くらしにベルク 本場さぬきうどん」が完成しました!

完成した本場さぬきうどん、さっそく実食!

完成したばかりの「くらしにベルク 本場さぬきうどん」をさっそく食べてみることに。

「くらしにベルク 本場さぬきうどん」の召し上がり方として
(1)たっぷりのお湯で茹でる方法 (2)電子レンジで温める方法の2つがあります。

さぬきめん家さんのおすすめは(1)たっぷりのお湯で茹でる方法なのだそう。
お湯で茹でてあげたほうが麺自体がお湯を吸うことによってうどんの弾力が増し、また麺の膨らみが均一になるためよりおいしく召し上がれるのだとか。

うどんはコシよりも軟らかさが大事!という方は、茹でる場合は袋記載の時間に30秒ずつ、電子レンジの場合は10秒ずつ足して調整するのが良いそう。自分好みのうどんをぜひ見つけてみてほしいです。

  • 茹であがった「くらしにベルク 本場さぬきうどん」
    少し黄色味を帯びている麺が特徴です。

  • すすって噛みしめるとうどんのコシの強さにびっくり!
    さすが本場さぬきうどん。
    今まで食べてきたうどんとは一線を画しています。

ここまででうどんの製造工程は終わり。なのですが、実はグループ会社で「くらしにベルク」で登場する"そば"も製造するということで、そのままそばの工場も見学させていただきました。

「くらしにベルク そば」製造工程へ。

「くらしにベルク 日本そば」の製造工程をみていきます。そばは生地がまとまりにくいため、ボロボロにならないようそば粉全体に水を加えて練っていきます。

続いてそばの生地を2枚に折り返し、1枚になるよう伸ばしていきます。ローラーで段階的に薄くのばしていき、4cmの厚さのそば生地を1.5㎜になるようにうすく伸ばしていきます。

  • そば粉を練水とともに混ぜている様子

  • ローラーでそばを伸ばしていきます。

そばはうどんとは違って茹で温度を約97度にて約3分、冷却を15度以下の水で約30秒ほどしていきます。茹で温度を100度以下(約97度)にするのは、そばを茹でているお湯が沸騰することにより麺が暴れて荒れてしまうことやあまり低い温度になってしまうとそば自体が硬い麺になってしまうため、茹で温度100度以下(約97度)をキープしているのだとか。

製造担当者いわく、そば粉はクセのある香りがあり、そば本来の麺の色と香りのバランスをとることが難しいそう。
今回製造いただいた「くらしにベルク 日本そば」はすすった瞬間に鼻に抜けるそばの香りを感じます。

  • そばを茹でた後、冷却している様子。

  • 茹であがったばかりのそばを特別にいただきます。

  • そばが茹であがったらマイナス30度以下で急速冷凍、そばをパッキングしていきます。

  • 「くらしにベルク 日本そば」が完成しました。

「くらしにベルク 本場さぬきうどん、日本そば」販売開始!

今回紹介させていただいた「くらしにベルク 本場さぬきうどん、日本そば」はベルク各店の冷凍食品コーナーにて2024年4月28日(日)より好評販売中。ぜひ手にとってみてくださいね。

  • くらしにベルク 本場さぬきうどん(5食入) 本体価格349円(8%税込 377円)
  • くらしにベルク 本場さぬきうどん(3食入) 本体価格229円(8%税込 247円)
  • くらしにベルク 日本そば 本体価格229円(8%税込 247円)

※予告なく売価・仕様の変更ならびに販売を終了させていただく場合がございます。